Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、MS月例セキュリティパッチの適用を呼びかけ

情報処理推進機構(IPA)は、マイクロソフトが8月の月例セキュリティ更新プログラム「MS11-057」の適用を呼びかけている。修正された脆弱性のひとつは、同機構に届けられた脆弱性だった。

「MS11-057」は、最大深刻度「緊急」として公開された更新プログラム。「Internet Explorer」の累積的な脆弱性7件の修正が行われており、脆弱性が悪用された場合、リモートでコードが実行されるおそれがある。

7件の修正のうち、深刻度が「重要」とされる脆弱性「CVE-2011-1961」は、IEにおける「Telnet URIハンドラ」の不具合を修正するもの。悪用された場合、意図しない実行ファイルが読み込まれる可能性がある。

セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワークの塩月誠人氏が同機構へ2010年9月21日に届けたもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2011/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chromium」の深刻な脆弱性、すでに悪用済み - 「MS Edge」も緊急更新
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
Cisco、セキュリティアドバイザリ17件を公開
ブラウザ「Chrome」に「クリティカル」の脆弱性 - 更新を
「SharePoint Server」の脆弱性悪用に要警戒 - 米当局が注意喚起
WPプラグイン「Network Summary」に深刻な脆弱性 - パッチ未提供
エレコム製無線LANルータ2機種に複数の脆弱性
エレコム製の複数無線LANルータに3件の脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 「同8.5」系は最後の更新