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高い防御壁も目的があれば突破するハッカーたち

さらにソニーは、Hotz氏のサイトへアクセスしたIPアドレスの開示を米連邦地裁へ求めており、兜森氏はこれらが「ハッカーの感情を逆撫でする行為だった」と指摘する。

同氏は「確固たる信念で提訴することが悪いことではないが、その後のフォローを考えるべきだった」と問題点を挙げ、対応にあたっては、他組織におけるセキュリティ事件など把握し、対応方法や結果などを理解した上で行動する必要があると説明する。

企業においては、標的型サイバー攻撃やAPTの増加など状況の変化に配慮した上で、セキュリティマネジメントシステムを随時見直していくことが重要と対策を呼びかける。

同社同部においてエンタープライズSEシニアセールスエンジニアを務める松田彰氏は、「企業では、ユーザーの利便性を優先するためにセキュリティが甘くなる傾向がある」と分析。

(Security NEXT - 2011/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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