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「Rustock」停止で4月もスパム低レベル、フィッシング詐欺は増加

シマンテックは、4月に観測したスパムの状況を取りまとめた。3月は、フィッシング詐欺には増加が見られた。

同レポートは、200万件のメールアカウントを利用し、世界20カ国から収集したメールをもとにスパムの状況をまとめたもの。

4月のスパム割合は74.81%で、3月の74.7%から微増となった。3月にボットネット「Rustock」が停止した影響は引き続き現れており、1日の平均スパム量は3月よりさらに5.4ポイント減少した。1年前と比較すると、65.42ポイント下回っている。

4月には、オサマビンラディンの死亡に便乗するスパムが、多数発生した。関連する非公開の映像や無検閲の写真が見られるサイトへのリンクを掲載し、ユーザーの関心をあおって詐欺サイトやマルウェアサイトへ誘導する手口が確認されている。

(Security NEXT - 2011/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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