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SQLインジェクション攻撃「LizaMoon」の狙いは「カード情報」

G Data Softwareは、3月29日から4月4日にかけて被害が拡大したSQLインジェクション攻撃「LizaMoon」の詳細を明らかにした。

同社によれば、今回確認されたSQLインジェクション攻撃は、マイクロソフトの「SQL Server」をベースにした古いバージョンが動作するCMSが攻撃対象となったという。改ざん規模は、数十万単位に及び、依然として数千のサイトが改ざんされた状態が続いている。

不正コードの誘導先となっているサイトでは、動画によりオンラインウイルススキャンを実施しているように見せかけていた。

さらにユーザーを動揺させる「偽アラート」により、偽セキュリティ対策ソフトをインストールさせ、ライセンスの購入画面でクレジットカード情報を詐取する。

同社は、突然画面にスキャン画像が表示されても、冷静に対応するよう注意を呼びかけている。またCMSのアップデートなどあわせて注意を喚起している。

(Security NEXT - 2011/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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