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「SpyEye」ボットネットの活動を観測 - フォーティネットまとめ

フォーティネットジャパンは、1月21日から2月20日までに同社製品やシステムで検知した脆弱性に対する攻撃やマルウェアの状況について取りまとめた。

同社では、期間中に81件のあらたな脆弱性を検知。そのうち37%に相当する30件について活発な攻撃が確認されている。

攻撃の活動量による脅威ランキングによると、1位は前回調査と同じ「MS.DCERPC.NETAPI32.Buffer.Overflow」だった。全体に占める割合は44.3%と、2位以下を大きく引き離している。

マルウェアランキングの1位も前回と変わらず、「HTML/Iframe.DN!tr.dldr」だった。上位10位圏内に新種が3件ランクインしているが、なかでも5位に入った「Data/SpyeyeCon.fam」は「SpyEye」の関連マルウェアで注目を集めている。

(Security NEXT - 2011/03/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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