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「WORM_DOWNAD.AD」が収束する一方で「Mal_DLDER」が急増 - CCCまとめ

「Mal_DLDER」により、中国は収集元の国別比率で前月の5.8%から39.8%へ急上昇し、米国や日本を抑えてトップとなっている。また検体種類別比率でも、「Mal_DLDER」は前月の42件から1万269件へ急増しランキング2位に入った。

攻撃事象収集型ハニーポットでは、「WORM_DOWNAD.AD」の収集数が2015件と、前月の8400件から大幅に縮小した。ダウンロードを成功させる攻撃事象数が海外、国内とも減少したのが原因だという。

検体種類別比率では、減少した「WORM_DOWNAD.AD」に代わって「WORM_SDBOT.CEM」が1位。攻撃事象別に見ると、「Windows Serverサービス」の脆弱性「MS08-067」の攻撃が、国内および海外いずれも最も多かった。また年末にかけて、WindowsのRPCに関わる脆弱性「MS03-026」の攻撃数増加が目立っている。

(Security NEXT - 2011/02/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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