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ボットネットの活動停滞でスパムの減少傾向が続く - メッセージラボまとめ

特に、2010年12月25日から1月1日までの停滞が顕著で、ボットネットが関与するスパムの割合が、2010年の平均値88%から77%にまで後退。1月10日以降、3つのボットネットは活動を再開しているが、送信数は以前のレベルを下回っている。

もう1つの原因として、医薬品送信組織の閉鎖や統合などによる、医薬品関連スパムの減少を挙げている。ピーク時には全スパムの85%を占めていたが、1月の医薬品スパムの割合は、全体の59.1%にまで減少した。

国内の状況を見ると、スパムの割合は75.2%で、世界平均より低い。ウイルスメールの割合は1233.0通に1通で、世界平均を大きく下回った。

(Security NEXT - 2011/01/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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