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2011年はウェブ経由の脅威によりIT担当者の負担が増加 - メッセージラボ予測

また標的型攻撃の増加、多様化も2011年の傾向だという。そのひとつが「攻撃の自動化」で、従来はあまり標的とならなかった業界や部門への攻撃が2010年に確認されたが、2011年は攻撃の多様化が進み、攻撃対象になるおそれがあると警鐘を鳴らす。

ビジネス面では、クラウドの恩恵を受けたり、テレワークなど遠隔勤務など労働の分散化が進む一方で、同社はIT管理者の負担増を予測している。

2010年は約8割の脅威が、改ざんされた正規サイト上で発見されていたことを挙げ、ウェブサイトへのアクセス制御における負担が増加するもので、組織に必要とされるカスタムポリシーのルールが、従来の約30から50以上に増加すると同社では見ている。

また告発されるリスクが低く、多額の金銭が得られるとして、インフラを攻撃する「STUXNET」と同様の攻撃が2011年も継続して発生すると分析。スマートフォンや送電網、電子投票なども攻撃の対象になるおそれがあるという。

(Security NEXT - 2010/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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