Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

法人顧客約1万3600件の情報含む磁気テープを紛失 - 日本トラスティ

日本トラスティ・サービス信託銀行は、年金の資産管理業務などを受託している法人顧客約1万3600社の情報が記録された磁気テープを紛失したと発表した。

紛失したのは、データ保存用の磁気テープ1本で、同社および同社に資産管理業務を委託している住友信託銀行、りそな銀行、中央三井信託アセット銀行の法人顧客約1万3600社に関する名称、所在地、保有資産残高、約定情報などが記録されている。

また担当者の氏名や部署、会社連絡先など500件も含まれるが、年金制度の加入者や受給者に関する個人情報は含まれない。同テープは、2008年7月3日に破損によるエラーが発生しているため、含まれるデータは同日以前のものだという。

流出を推測させる外部からの問い合わせなども発生していない。テープは内部で誤って廃棄された可能性が高いとしており、破損していることからデータ復元も困難だと説明している。

(Security NEXT - 2010/11/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メンテナンス中に本人確認資料画像データを誤消去 - 琉球銀
淀川河川公園施設予約サイトのテストサーバで不正通信 - 個人情報流出か
個人情報含むファイルを誤ってメールに添付 - 北海道銀
合併金融機関との口座番号対照表を紛失 - 武蔵野銀
個情委、公金受取口座の誤登録問題でデジタル庁に行政指導
配当金計算書で封入ミスが発生した可能性 - THK
顧客情報記載の伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 佐賀銀
不妊治療費助成申請書など紛失、助成金支給が遅延 - 大阪市
従業員が顧客データベースを私的利用 - 北都銀
情報共有の対象外データを提携銀行へ送信 - ちばぎん証券