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中野区図書館の利用者情報51件の漏洩が明らかに

三菱電機インフォメーションシステムズの図書館システムに、メンテナンスを実施した他自治体の利用者情報が混入し、納入先地方自治体のシステムから外部へ漏洩した問題で、中野区図書館の利用者情報51人分が含まれていたことがわかった。

2003年にシステム開発を行い、パソコンを中野区図書館へ持ち込み、テストを実施したが、利用者情報が残存し、同パソコンで他自治体のシステムを構築したことからデータが混入したもの。他図書館で発生した個人情報の流出事故で外部に流出した。

中野区や三菱電機インフォメーションシステムズは当初、2人分の情報がシステム上に含まれていたことを明らかにしていたが、あらたに削除領域に49人分の情報が含まれていたことが判明した。

同区では、関連する住民へ謝罪を進め、流出した情報の保有者に対して削除を要請を行う。また流出にともなう損害について、三菱電機インフォメーションシステムズへ損害賠償を求める方針。

(Security NEXT - 2010/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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