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相談件数が過去最多、「ワンクリック詐欺」への相談増加が後押し - IPAまとめ

侵入被害の内訳は、データベースからのクレジット情報詐取、ウェブページ改ざん、外部サイトの攻撃の踏み台が各2件、SQLインジェクション攻撃が1件だった。原因は脆弱なパスワード設定2件、ウェブアプリケーションの脆弱性悪用が1件、アクセス制限の設定不備が1件だった。

なりすましについては、オンラインゲームやSkype、ウェブメールのアカウント乗っ取りが発生している。Skypeのアカウントが乗っ取られたケースでは、3万円以上の通話料を請求されたとの報告が寄せられている。

8月に同機構に寄せられた相談件数は、過去最多の2432件。「ワンクリック不正請求」に関する相談は935件で、過去最多を記録した昨年11月の903件を上回った。

また、「セキュリティソフトの押し売り行為」に関する相談が15件と、前月の5件から3倍へと拡大。このほか、「Winny」に関する相談が4件、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が2件寄せられた。

(Security NEXT - 2010/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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