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ショートカット脆弱性への攻撃が継続中 - USB経由で拡散、国内流通は少数

ただし、海外の状況を見ると今後国内で感染が拡大することも否定できず、セキュリティ更新プログラムの適用など適切な対処が必要な状況は変わっていないのが現状だ。同社チーフセキュリティアドバイザーの高橋正和氏は、「初期の段階でSCADAの利用者が狙われた経緯もある。ネットワークと独立して管理されているケースがほとんどだが、引き続き注意してほしい」とコメントしている。

同脆弱性は、セキュリティ更新プログラムで解決することが可能だが、さらに同社では定例プログラムとともに「悪意のあるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」を更新。脆弱性を攻撃する「Stuxnetファミリ」「CplLnkファミリ」のほか、「Vobfus」や「Sality」の亜種などへあらたへ対応している。

(Security NEXT - 2010/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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