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MS、アイコン表示のみでコード実行される深刻な脆弱性へ定例外パッチで対応

マイクロソフトは、7月にアドバイザリを公表していた「Windowsシェル」の脆弱性に対応する定例外のセキュリティ更新プログラムを公開した。

今回提供が開始された「MS10-046」は、深刻度「緊急」の脆弱性を解消するプログラム。ショートカットアイコンの解析に問題があり、「Windows」上で細工が施されたアイコンを表示するとリモートでコードが実行されるおそれがある。すでに脆弱性に対する攻撃が確認されており、悪用可能性指標について、同社では「安定した悪用コードの可能性」に設定している。

「Windows XP SP3」以降のWindowsに影響があり、「Windows 7」や「Windows Server 2008 R2」も含まれる。同社ではベータ版を提供している「Windows 7 SP1」や「Windows Server 2008 R2 SP1」についてもアップデータを公開している。

(Security NEXT - 2010/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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