Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アップデートの登場にあわせてPDFを悪用するマルウェアの亜種も登場 - Kasperskyレポート

一方、ウェブサイトで検知されたウイルスについては、「Trojan-Clicker.JS.Iframe.bb」が首位であるのは前月と同様だが、10位圏内に4種の新種が入るなど変動があった。「Gumblar亜種」などと同様に不正サイトへ誘導し、脆弱性を攻撃する「Trojan-Downloader.JS.Pegel.b」も3位へ返り咲いている。

さらに新種の6位の「Exploit.JS.Pdfka.clk」、8位に「Exploit.JS.Pdfka.ckp」のPDFの脆弱性を悪用する新種だった。同社によれば、Adobe Systemsのアップデートにあわせて新しい亜種が出現しているという。

また「Exploit.JS.Agent.bab」は、ウェブで2位、感染PCで5位を記録するなど被害が広がっている。「MS10-018」で修正されたInternet Explorerの脆弱性「CVE-2010-0806」を悪用し、他マルウェアの多重感染を引き起こすという。

(Security NEXT - 2010/07/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知