Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Reader」のパッチが6月29日に公開 - 当初対象外だった「同8」ユーザーにも影響

Adobe Systemsは、6月29日に「Adobe Reader」および「同Acrobat」のアップデートを公開する。今回のアップデートでは7月に提供予定のプログラムも含まれ、適用ユーザーが当初より拡大している。

同社は6月4日に、「Adobe Reader 9.x」「同Acrobat 9.x」に含まれるコンポーネント「authplay.dll」に脆弱性が見つかったとしてアドバイザリを公表。6月29日にアップデートを提供する方針であることをアナウンスしていた。

同社は予定通りアップデートを公開する計画だが、さらに7月13日に公開を予定していた四半期ごとの定例アップデートを前倒しで提供する方針を明らかにしており、次回の定例アップデートは見送りとなる。

そのため、アップデートの対象ユーザーが6月4日のアドバイザリ公開時より拡大しており、注意が必要だ。当初公表された脆弱性は「同9」のみ影響を受けるが、今回の前倒しにより「同8」についても、深刻な脆弱性が解消される予定。

(Security NEXT - 2010/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中