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ワールドカップ関連のマルウェアやスパムが全体の4分の1に - メッセージラボまとめ

6月前半には、ワールドカップを悪用したターゲット型攻撃を確認。企業幹部にメールを送信してマルウェアに感染させ、企業システムを改ざん、企業情報へのアクセスを試みるというもので、メールにはPDFファイルの添付と悪質なリンク掲載という二重の攻撃が仕掛けられていたという。

また、不正なJavaScriptが埋め込まれたファイルが添付された医薬品スパムも確認された。ワールドカップ関連の件名が付けられており、受信者の関心を引いてファイルを開かせようとする。

今後ワールドカップで決勝トーナメントが始まり、試合が進むにつれてこういった攻撃の増加が予測されるとして、注意を呼びかけている。

一方国内の状況は、スパムの割合が86.6%で前月よりわずかに減少した。ウイルスメールの割合も403.0通に1通で、前月より減少。いずれも世界平均より低い結果となっている。

(Security NEXT - 2010/06/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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