Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe、Mac OS Xの最新パッチ適用ユーザーへ注意喚起 - Flashのバージョン確認を

米Adobe Systemsは、米Appleが公開したMac OS X向けの最新アップデートを適用したユーザーへ、最新の「Adobe Flash Player」がインストールされてるか確認するよう呼びかけている。

Appleでは、現地時間6月15日付けで複数の脆弱性に対応するアップデートを公開しており、「Adobe Flash Player」をはじめ、28件の脆弱性へ対処。

しかしそれと前後して、Adobeでは6月10日に急遽「Adobe Flash Player 10.1.53.64」を公開しており、Appleの提供するアップデートに最新版が収録されず、脆弱性を含む旧バージョンが適用されるという。

Adobeでは、最新版「Flash Player」を利用している場合、今回行われたMac OS Xのアップデートが原因で旧バージョンへダウングレードする現象は確認されていないとしているが、アップデート実施後に最新版が適用されているか確認するようユーザーへ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/06/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減
「LINEギフト」で出店者に不適切な情報提供 - 通信内容に送り主の情報も
脆弱性攻撃の8割超が「Office」狙い - いまだFlash狙いの攻撃も
「VMware vCenter Server」に2件の脆弱性 - アップデートが公開
さよなら「Adobe Flash Player」 - 2020年末でサポート終了
MS、月例パッチで脆弱性87件を修正 - 6件が公開済み
「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
MS、6月のセキュリティ更新を公開 - 脆弱性129件に対応
「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - セキュリティアップデートが公開
「Flash Player」狙いのゼロデイ攻撃、3カ月前から準備か - 給与関連書類を偽装、C&Cは偽求人サイト