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偽ウイルス対策ソフトは大幅減少するも、Windowsブロッカーの亜種が増加 - Dr.Web装う攻撃も

また、ファイルを勝手に暗号化して復号するための金銭を要求する「Trojan.Encoder」のあらたな亜種と作成キットも確認された。5月中旬に感染拡大の動きが見られ、同社では通常は500件程度のところ、1日1300から1900件の検出を確認した。

暗号化されたファイルのアイコンにDoctor Webの画像を使用し、同社が関係しているかのように見せる亜種も確認されているという。同社がまとめたウイルスの検出状況は以下のとおり。

メールサーバ上の検出ウイルスランキング

1位:Trojan.Botnetlog.zip
2位:Win32.HLLM.MyDoom.54464
3位:Trojan.Winlock.1651
4位:Win32.HLLW.Shadow.based
5位:Trojan.DownLoad.37236
6位:Win32.HLLW.Autoruner.4360
7位:BackDoor.Siggen.17777
8位:Trojan.Oficla.45
9位:Trojan.MulDrop.64815
10位:JS.Click.136

ユーザーPC上の検出ウイルスランキング

1位:Trojan.PWS.Webmonier.364
2位:ACAD.Pasdoc
3位:Win32.HLLW.Shadow
4位:Win32.HLLM.Dref
5位:VBS.Sifil
6位:Win32.HLLP.Neshta
7位:Trojan.WinSpy.641
8位:Win32.HLLP.Jeefo.36352
9位:Win32.HLLW.Shadow.based
10位:Trojan.Winlock.1678

(Security NEXT - 2010/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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