Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オートラン機能を悪用するウイルスがトップ、偽ウイルス対策ソフトも3位 - BitDefenderレポート

BitDefenderは、4月に検知したインターネット脅威について取りまとめた。偽ウイルス対策ソフト「Trojan.FakeAV.KUE」が3位に新規ランクインするなど、上位に変動が見られた。

同社の脅威ランキングによると、オートラン機能を悪用し、リムーバブルメディア経由で感染を広げる「Trojan.AutorunInf.Gen」が、3カ月連続で1位だった。全体に占める割合も13.2%と、2位以下に大きく差をつけている。また、オートラン機能を悪用して共有フォルダ経由で感染する「Trojan.Autorun.AET」も10位だった。

2位も前月と変わらず、Windowsの脆弱性を悪用し、「Conficker」や「Kido」の別称でも知られる「Win32.Worm.Downadup.Gen」がランクイン。3位には、偽ウイルス対策ソフト「「Trojan.FakeAV.KUE」が2.72%を占めて新規ランクインした。

偽ウイルス対策ソフトが仕掛けられたウェブサイトでは、偽アラートを表示するJavaScriptが多数検出されている。不正サイトだけでなく、改ざんされた正規サイトからも感染する可能性があるとして、注意を喚起している。

(Security NEXT - 2010/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知