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ウェブやメールの利用実態と企業ポリシーに大きな乖離 - クリアスウィフト調査

情報漏洩などのセキュリティリスクも増加傾向にある。特に、2008年10月の前回調査から目立った増加を見せたのがメールの誤送信で、誤送信経験があると回答したのは前回の20%から36%に増加している。

宛先の間違い(49%)や添付ファイルの暗号化忘れ(25%)など人為ミス以外にも、業務情報を個人のアドレスに転送している従業員が46%、社外秘の機密情報や個人情報などをメールでやり取りしている従業員が16%、ウェブでやり取りしている従業員が9%など、事故ではなく故意の規則違反も目立った。

従業員のセキュリティポリシー認知度は高く、ウイルス感染や情報漏洩などのセキュリティリスクについても90%以上が問題意識を持っているが、リスクを認識しながらも利便性を優先させる傾向があるとして、同社では従業員同士が柔軟なコミュニケーションを行える環境の確立が重要だとしている。

(Security NEXT - 2010/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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