Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例セキュリティパッチ11件を公開 - MP3処理の脆弱性など「緊急」5件

マイクロソフトは、深刻度「緊急」5件を含む11件の月例セキュリティ更新プログラムの提供を開始し、すでに公開されている2件の脆弱性を含む25件の脆弱性へ対応した。

深刻度がもっとも高い「緊急」のプログラムは5件。「MS10-19」では、「Windows」の「WinVerifyTrust Signature Verification」に脆弱性が存在し、「実行ファイル」や「cabファイル」の署名情報の検証時における不具合から、ファイルの改ざんが検知できない問題へ対処した。

「MS10-026」は、MP3コーデックの処理に不具合があり、不正なAVIファイルを再生する脆弱性を解消。「Windows Media Player 9」において、不正なメディアコンテンツを開いた際にコードが実行される問題を「MS10-027」で対応した。

これら3件は適用の優先度が3段階中もっとも高い「1」と設定されている。なかでも「MS10-026」は、ウェブサイト経由で不正な「AVIファイル」を開かせるといった攻撃が想定されるため、早急な対応が必要となっている。

(Security NEXT - 2010/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性