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ウイルス検知数や届出数が増加、「Winny」関連の相談目立つ - IPAまとめ

不正アクセスの届出件数は19件で、2月から減少している。そのうち13件で被害が発生しており、内訳は侵入8件、なりすまし3件、アドレス詐称、その他各1件だった。不正アクセス関連の相談件数は60件と、2月の47件から増加。そのうち23件で何らかの被害があった。

侵入被害の内訳を見ると、他サイト攻撃の踏み台にされたケースが3件、ウェブページへの不正なコード挿入、サーバ上に意図しないコンテンツが設置されたケースが各2件、メールアカウントを盗聴され迷惑メール送信に使われたケースが1件。

原因については、「Gumblar」感染によるFTPのアカウント情報盗聴と推測される手口が2件のほか、パスワード管理不備、ウェブアプリケーションの脆弱性悪用、設定不備が各1件だった。

なりすましでは、オンラインゲームや無料ウェブメールでサービスを不正に利用されたケースが報告されたほか、その他の被害では、自宅で使用している無線LANにただ乗りされたというケースが報告されている。

(Security NEXT - 2010/04/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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