Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ファイル共有ソフトで拡大するあらたな暴露ウイルスで個人情報漏洩や金銭被害が多発

埋め込まれたソフトは、「アダルトゲーム」「ウイルス対策ソフト」「ホームページ制作ソフト」と多岐にわたり、誤って実行するとデスクトップの「キャプチャ」や「コンピュータの使用環境」「IEのお気に入り」「ファイル履歴」などが流出。また「オンラインユーザー登録」として個人情報を詐取する。

さらに個人情報は「国際著作権機構(ICO)」を名乗るウェブサイト上へ掲載され、和解金などとして5800円を支払うよう脅迫される。同社の調査では、今回の攻撃により金銭を支払った人数は661人にのぼり、被害額は最大383万3800円に達するという。

同社では、支払った割合は約12%と高く、振り込め詐欺の0.3%を大きく上回ると指摘。すでに複数の亜種を複数確認しており、今後も増加すると予測。インターネット利用者に対して注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/04/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Winny」などのファイル共有ソフト、今なお20万人が利用か - ネットエージェント調査
11月から引き続きウェブ改ざんの被害報告目立つ - トレンドマイクロ報告
検出数と感染数ともに「WORM_DOWNAD」がトップ - トレンド年間レポート
10月に国内外でアドウェア「ADW_EOREZO」が急増 - トレンドまとめ
マルウェア感染や情報漏洩リスク依然高い「Winny」や「Share」 - 「Winny」上のアーカイブファイルは1割以上がマルウェア
「著作権違反」で示談金要求する詐欺 - 個人情報取得が目的か
自宅PCに持ち出された業務ファイルを回収するソフト - ネットエージェント
携帯電話でファイルやフォルダへのアクセスを認証「PSEC Personal」
WinnyやShareによる情報漏洩事故の対策ガイドを公開 - ネットエージェント
「Winny」上の圧縮ファイル、2割がマルウェア - アイコン偽装は9割