Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4分の3の企業がサイバー攻撃を経験、不安は「ウェブの脅威」と「情報漏洩」 - シマンテック調査

また調査対象のすべての企業においてサイバー関連の損害が生じていた。目立ったのは、「顧客の個人情報盗難」「環境の停止時間」「知的財産の盗難」「カード情報の盗難」の4項目が34%同率トップ。「従業員の個人情報盗難」が31%と僅差で続いた。

被害としては36%の企業が指摘した「生産性の低下」を筆頭に「収益の低下(33%)」「顧客との関係悪化(32%)」がトップ3だった。さらに「ブランドへのダメージ(31%)」と「金銭や商品による具体的な費用」が31%で続いている。

サイバー攻撃へ対処するため年間に平均で200万ドルを出費しており、被害総額を見ると、「ブランド評価」が130万5147ドルともっとも大きい。「情報漏洩」が113万753ドル、「顧客との関係悪化」が83万3034ドルと続く。

ウェブに対する脅威を感じる企業も増えており、脅威の割合が高いとする企業は58%で55%の企業が今後急速に拡大すると考えていた。さらに心配されているのが情報漏洩で、77%の企業が不安を感じている。43%は実際に情報漏洩を経験したことがあった。

(Security NEXT - 2010/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

クラウド保存した進路アンケートが生徒からも閲覧可能に - 都立中等学校
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正