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2月は不正改ざんサイト検知数は3割減、「Gumblar」被害は921件 - セキュアブレインレポート

不正改ざんサイトの検知件数は1140件で、そのうち「Gumblar」が原因と見られる改ざん被害は921件と、不正改ざんサイトの80.8%に上っている。

被害が企業サイトに集中する傾向は続いており、「Gumblar」被害サイトのうち企業サイトの占める割合は82.1%と突出している。また、被害に遭ったサイトの97.3%と多くが日本語ベースのサイトだったという。

またフィッシングサイトは1578件で前回調査の1537件から微増。検知されたフィッシングサイトの約5%は、大手日本語検索サイトを装ったフィッシングサイトだった。同社では、表示されたコンテンツだけで判断するのではなく、サイトのURLや証明書を確認するよう呼びかけている。

このほか、ウイルスやスパイウェアなどが仕掛けられたサイトが、1月の8件から97件に急増するなどの動きが見られた。

(Security NEXT - 2010/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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