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「Conficker」の首位続く、「無料駆除ツール」装いウイルスへ感染させる偽の注意喚起メールも - ESETレポート

2位はリムーバブルメディア経由で感染を広げる「INF/Autorun」、3位はオンラインゲームのアカウント情報を盗む「Win32/PSW.OnLineGames」と、前回から変動はなかった。

一方、トップ10下位には多少の変動が見られた。前回10位だった「Win32/Packed.Autoit」が7位に浮上したほか、「Win32/Spy.Ursnif.A」が前回の19位から9位にランクを上げた。

「Win32/Spy.Ursnif.A」は感染すると、隠しユーザーアカウントを作成し、感染先のPCから情報を盗み出してリモートデスクトップ接続経由で遠隔地に送信する。

新しいアカウントが作成されたか確認する方法を知らない一般ユーザーが感染に気付くのは難しいとして、基本的なセキュリティ対策を実施して感染を未然に防ぐようアナウンスしている。

同社が発表したマルウェアのトップ10は以下のとおり。

1位:Win32/Conficker
2位:INF/Autorun
3位:Win32/PSW.OnLineGames
4位:Win32/Agent
5位:INF/Conficker
6位:Win32/Pacex
7位:Win32/Packed.Autoit
8位:Win32/Qhost
9位:Win32/Spy.Ursnif.A
10位:WMA/TrojanDownloader.GetCodec

(Security NEXT - 2010/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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