Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2月はトヨタ自動車のリコール問題に便乗するスパムが発生 - シマンテックレポート

1月には、ハイチ地震の救援活動に便乗したスパムの増加が見られたが、2月にはチリで発生した大地震を利用したスパムが流通した。

ニュース動画を騙ってマルウェアをダウンロードさせようとしたり、慈善団体を装って個人情報を詐取しようとするケースが確認されているとして、メール内のリンクを安易にクリックしないよう呼びかけている。

また2月には、トヨタ自動車をはじめ、リコール問題が広い関心を集めたことから、便乗したスパムが多く出回った。業界の法的代理人を装って個人情報を騙し取ろうとするケースが確認されている。

その他の傾向として、「.cn」ドメインのURLを持つスパムの減少傾向が続いていることや、ネットオークションへの出品を簡単に行えるツールを提供している企業を標的にしたフィッシング攻撃の出現などを挙げている。

(Security NEXT - 2010/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止
「WordPress」関連事故の背景に知識や予算の不足
ウイルス届け出、前年比73.4%増 - 「Emotet」など被害も
2020年の緊急対応支援、3割強が「Emotet」 - ラック
2019年下半期は1953万件の違反投稿に対応 - LINE
2019年の不正アクセス届出は89件 - 56件で被害
半年でSNS投稿1799万件を非表示に、45%がスパム - LINE
インシデント調査の26%がランサム被害 - 詳細調査で3割強よりAPT痕跡
2018年はランサム活動が縮小 - RaaSの「GandCrab」に活発な動き