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「New York Times」の読者を狙ったターゲット攻撃が発生 - メッセージラボが確認

メッセージラボジャパンは、2010年2月に海外で複数の標的型攻撃を検知したと発表した。

2月中旬に確認したのは、ブラジルの複数銀行に装った攻撃で、利用者に対してメールの添付ファイルで、「Visual Basic」と「Inno Setup」を利用して実行するマルウェアが送りつけられたという。

インストールするアプリケーションを立ち上げると銀行のオフィシャルロゴを表示。さらにインストールするとデスクトップにロゴを利用したアイコンが表示される。

しかしアプリケーションを実行すると実物と酷似したオンラインバンキングサイトが表示されるものの、実際はトロイの木馬が起動してアカウント情報などを詐取するという。

一方「New York Times」のオンライン読者を対象とした攻撃が2月24日に確認された。攻撃対象は、イギリスの企業や公共機関、法律事務所、化学薬品、ギャンブル企業など6組織へ送信された。送信にボットネットは利用されていなかったという。

読者の元に届いたプログラムは、「Times Reader Plugin.exe」などと名乗るものの、入力した情報などを暗号化して外部へ送信するキーロガーで、しばらくすると自身を削除するなど、隠蔽工作も行われていた。

(Security NEXT - 2010/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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