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不正スクリプト「JS_GUMBLAR.SMF」が初登場 - トレンド週間ランキング

トレンドマイクロは、2月15日から25日までに国内や海外において、感染や発見報告を受けたウイルスの状況について取りまとめた。

国内では「POSSIBLE_MLWR-13」が前週より引き続きトップだが、2008年11月に発生し、メッセンジャー経由で拡大するワーム「WORM_INJECT.AJ」も同率で首位となった。

また5位から「TROJ_BREDLAB.SMP」が、7位から「TROJ_PALEVO.AO」がいずれも3位に入った。さらに不正サイトへ誘導するスクリプト「JS_GUMBLAR.SMF」も初登場3位となった。同じく「Gumblar」関連の「JS_ONLOAD.SMZ」についても前回調査より順位を落としたもの6位へ入っている。

同社が検知したウイルスのランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(2010年2月15日から2010年2月21日まで)

1位:POSSIBLE_MLWR-13
1位:WORM_INJECT.AJ
3位:TROJ_BREDLAB.SMP
3位:TROJ_PALEVO.AO
3位:JS_GUMBLAR.SMF
6位:CRYP_MANGLED
6位:JS_ONLOAD.SMZ
6位:MAL_OTORUN
6位:WORM_ONLINEG.KQD
10位:WORM_PALEVO.SMF
10位:WORM_POLACO.A

全世界のウイルス感染および発見報告数(2010年2月19日から2010年2月25日まで)

1位:POSSIBLE_MLWR-13
2位:MAL_OTORUN2
3位:CRYP_MANGLED
4位:MAL_OTORUN1
5位:MAL_XED-22
6位:POSSIBLE_HIFRM-5
7位:MAL_NAIX-7
8位:CRYP_KRAP
9位:MAL_INFOSTL
10位:WORM_DOWNAD.AD

(Security NEXT - 2010/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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