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研究者により「Winny」のキャッシュを可視化する「Nyzilla 1.0」が公開

ファイル共有ソフト「Winny」において、公衆送信が可能となっているファイルの一覧を確認できるブラウザソフト「Nyzilla 1.0」が、研究者の手によって開発され、公開された。

同ソフトは、特定の端末についてURLやIPアドレスで指定することで、端末のWinny上で公開されているファイルの一覧を確認できるソフトウェア。情報セキュリティの研究者である高木浩光氏が開発し、自身のサイト上で公開している。ファイルのアップロードやダウンロードなどファイル共有に関する機能は備えていない。

同氏は、「Winny」が海外のファイル共有ソフトと異なり、公開しているファイルを把握できる機能を備えておらず、不特定多数に情報発信する行為を、利用者自身が正当であるか判断できないと指摘。「自分の行いを自覚できるようにする」ことがリリースのねらいだという。

また、多くの企業で、従業員による「Winny」の利用が禁止されるなど、一部で「Winny」に触れることができないユーザーも増えており、同ソフトを通じて「Winny」で流通しているファイルの実態を広く知ってもらうことを、もうひとつの理由として挙げている。

なお同ソフトは、共有機能を備えていないものの、組織内部で利用した場合、「Winnyプロトコル」を利用することから、「Winny」として検知される可能性がある。組織内部で利用する際は、ネットワーク管理者に相談するよう同氏は勧めている。

(Security NEXT - 2009/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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