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日本IBM、仮想化環境間の安全を確保する「VSS for VMware」を発売

日本IBMは、VMwareによる仮想化環境のセキュリティ対策ソリューション「IBM Virtual Server Security for VMware」を提供開始した。

同製品は、仮想化環境においてセキュリティ機能を提供するソフトウェア。仮想マシンから独立して稼働する。Hypervisorへ侵入し、仮想化環境全体を乗っ取るルートキットを検知し、駆除する技術を搭載した。

また物理サーバへパッチを適用した状態と同様の環境を実現し、ウイルスやワームの攻撃から防御する「バーチャル・パッチ」により、Hypervisor間での通信における不正侵入を防止する。

さらに仮想マシンの休止により、アップデートが適用されていないなど信頼されていない仮想マシンや未知の仮想マシンを検知し、仮想ネットワークから隔離できるほか、管理者の操作を記録する機能を備えた。

価格は、VMwareサーバ1台あたり68万2000円から。

(Security NEXT - 2009/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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