Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Kido」亜種がトップ3を独占、「Gumblar」の勢い収まらず - Kaspersky調べ

Kaspersky Labs Japanは、11月に同社の「Kaspersky Security Network(KSN)」で検知したマルウェアの状況など明らかにした。

上位3種はワーム「Win32.Kido」の亜種が占めている。同ワームは、「Downad」「Conficker」といった別名でも知られる不正プログラム。

首位は前回と変わらず「Net-Worm.Win32.Kido.ir」が突出しており、33万305台で感染が確認された。続く2位は今回あらたにランクインを果たした「Net-Worm.Win32.Kido.iq」で感染PCは17万4351台。3位は前回2位だった「Net-Worm.Win32.Kido.ih」で14万5332台。

同社は、検知台数が2倍となり前回から大きく順位を上げたダウンローダー「Trojan-Downloader.WMA.GetCodec.s」についても注目しており、ファイル共有ソフト経由で「P2P-Worm.Win32.Nugg」を拡散を試みているという。

ウェブ経由の攻撃では、11月も「Gumblar」亜種の攻撃は収まっておらず、1位と10位に亜種が入っている。首位である「Trojan-Downloader.JS.Gumblar.x」はダウンロード試行回数が171万4509回で、2位で18万9881回の「Trojan-Downloader.HTML.IFrame.sz」に大差をつけた。またダウンローダや実行ファイルなど頻繁に更新が行われていることを、同社では確認している。

偽セキュリティソフト「Trojan.HTML.Fraud.r」などウェブを利用した拡散も引き続き行われている。同社では配布ページがテンプレートをもとに作成されていることから、犯罪グループやパートナーなど組織的な犯行によるものであると分析している。

同社がまとめたランキングの上位10位は以下のとおり。

感染PCの台数別ランキング

1位:Net-Worm.Win32.Kido.ir
2位:Net-Worm.Win32.Kido.iq
3位:Net-Worm.Win32.Kido.ih
4位:Virus.Win32.Sality.aa
5位:Worm.Win32.FlyStudio.cu
6位:not-a-virus:AdWare.Win32.Boran.z
7位:Trojan-Downloader.Win32.VB.eql
8位:Trojan-Downloader.WMA.GetCodec.s
9位:Virus.Win32.Virut.ce
10位:Virus.Win32.Induc.a

ウェブページからのダウンロード回数別ランキング

1位:Trojan-Downloader.JS.Gumblar.x
2位:Trojan-Downloader.HTML.IFrame.sz
3位:Trojan-Clicker.JS.Iframe.be
4位:not-a-virus:AdWare.Win32.Boran.z
5位:Trojan.JS.Redirector.l
6位:Trojan.JS.Ramif.a
7位:Trojan.JS.Agent.aat
8位:Trojan-Clicker.HTML.Agent.aq
9位:Trojan.HTML.Fraud.r
10位:Trojan-Downloader.JS.Gumblar.w

(Security NEXT - 2009/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

過去1年間に被害に遭ったPCユーザーは約4割 - 平均被害額は5.3万円
不正プログラム検出数が前期の4倍超 - 検出経路「メール」が急増
「ランサムウェア」関連の相談が大幅減 - 一方で被害も
4社に1社が個人端末を業務利用、4割がルールなし
「ランサムウェア」関連の相談が約6倍に - 67件で被害
ネットワーク経由のマルウェア検出が急上昇 - 「WannaCrypt」が影響
7%がSNSなどでアカウント乗っ取り被害を経験 - LINE利用者対象の調査で
2016年の個人情報漏洩インシデントは468件、平均想定賠償額は6.7億円 - JNSAまとめ
IPAへの年間相談は1.6万件弱、ランサム関連311件 - 復号で修理業者による高額請求も
発見から8年経過した「Conficker」検知数が急増 - 前四半期比67倍に