複数亜種が拡散、「TSPY_KATES」の猛威続く - トレンド週間ランキング

トレンドマイクロは、国内外における感染や発見報告の週間ランキングを取りまとめた。

国内では、先週に引き続き「TSPY_KATES」が猛威を振るっており、1位と2位に「TSPY_KATES.SMB」「TSPY_KATES.SMOD」が入ってた。さらに5位にも亜種がランクインしている。

「CRYP_KRAP」「WORM_DOWNAD.AD」なども高い順位を保っており、6位には「JS_GUMBLAR.SMN」が入った。長らくトップだった「MAL_OTORUN2」は前回10位へ順位を落としたが、今回7位まで持ちなおしている。一方ワールドワイドではトップだった。

同社が検知したウイルスのランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数（11月16日から11月22日まで）

1位：TSPY_KATES.SMB
2位：TSPY_KATES.SMOD
3位：CRYP_KRAP
4位：WORM_DOWNAD.AD
5位：TSPY_KATES.SMM
6位：JS_GUMBLAR.SMN
7位：MAL_OTORUN2
8位：TROJ_BOAXXE.A
9位：MAL_OTORUN1
10位：TROJ_AGENT.ZAAM

全世界のウイルス感染および発見報告数（11月20日から11月26日まで）

1位：MAL_OTORUN2
2位：CRYP_NAIX-7
3位：CRYP_KRAP
4位：CRYP_VUNDO-19
5位：CRYP_FAKEAV-17
6位：VBS_LOVELETTER.A
7位：CRYP_MANGLED
8位：MAL_OTORUN1
9位：CRYP_YODAP
10位：CRYP_VUNDO-15

（Security NEXT - 2009/11/27 ） ツイート

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15％増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知