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重要ファイルのラベル付けや台帳作成が行える無償ソフト - NRIセキュア

同社代表取締役社長の増谷洋氏は、メディア向け発表会の席で、電子ファイルの取り扱いに関する順守状況のアンケートを紹介した。

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記者説明会に登壇した増谷氏

同社の調査によると、電子ファイルの取り扱いについて社内ルールを正しく運用できている企業は20.8%に止まり、100%ルールを運用することが難しく、漏れやミスが生じている現状を指摘した。

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ファイルの取扱ルールを運用できている企業は2割(赤線で囲まれていないブルーの部分のみ)

その上で「重要なファイルを把握することが重要」とし、ISMSなどマネジメントシステムにおける文書管理のニーズに対応できるメリットを強調した。また同社では、今後は標準化も視野にいれており、無料ソフトの配布を足がかりにラベルの利用者拡大を目指している。

提供当初は、業務ファイルの9割を占めるMicrosoft Office向けに提供し、今後はPDFなど対応形式を増やすほか、英語版や中国語版なども計画している。標準化についても、市場の反応など見ながら、必要があれば「仕様の公開」なども検討するという。

(Security NEXT - 2009/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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