Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

対応ミスが命取り、重要性増す企業の問い合わせ窓口対応

先日きらやか銀行は、個人情報流出があったとして謝罪を行った。同行ウェブサイト経由で融資先を批判する内容の投稿が受信したことから、融資先へ内容確認を行ったが、その際に送信者に関する情報を融資先へ漏洩したという。

銀行として融資の焦げ付きを防ぐため、信用状態を確認しておくことは重要な業務だ。とはいえ、第三者による情報提供を理由に、融資先へヒアリングを行うとなれば、銀行側に経緯や根拠の説明が求められることになるだろう。実際に開示するかは別問題として、批判を受けた側から情報元となった投稿の開示を求められることは、当然の成り行きだ。

しかしながら、同行では問い合わせ窓口における個人情報の利用目的ついて、あくまで「問い合わせの回答を行うため」としており、こうした事態への対応についてポリシーが示されていないまま提供してしまった。個人情報が利用目的と異なり、さらに批判的な内容であることなどセンシティブ情報だったことからトラブルへと発展している。

普段個人情報の取り扱いとなれば、顧客や顧客から受託したデータ、取引先、従業員など関係者の情報を想定するケースがほとんど。しかし今回の問題では、外部から窓口へ一方的に提供された個人情報の取り扱いが問題となった珍しい事例だ。

(Security NEXT - 2009/10/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

カスペ、ハイブリッド環境を一元管理できるセキュリティ製品
保守契約顧客向けメールで誤送信、メアド2250件流出 - 日本オーチス
メール誤送信で委託先担当者情報など流出 - 東京都公園協会
クラウド利用のセキュリティポリシー、策定するも遵守に不安の声
顧客向けメールで誤送信、CCにメアド620件 - 沖縄電
ネットユーザーの6割弱がバックアップ未実施 - 復旧予算は5000円以下が8割
暗号化の動機、「知的財産の保護」が6割 - 脅威は「従業員のミス」が最多
メール誤送信で職員採用試験申込者のメアド流出 - 長野県
マルウェア感染や不正利用など「RPA」のリスク管理支援ツール
Pマーク、2017年度の事故報告は2399件 - 4件に1件は「メール誤送信」