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アカウント詐取を行うトロイの木馬から企業の顧客を守る新サービス - RSAセキュリティ

記者向けにサービスの説明を行った同社マーケティング統括本部で本部長を務める宮園充氏は、APWGが2009年第2四半期に行った調査において、約2000万台のコンピュータのうち、54.6%で感染被害が発生しているなど、トロイの木馬による被害が拡大していることを指摘。

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説明を行った宮園氏

攻撃ツールについても、ブラックマーケットで売買されるのはもちろん、アンダーグラウンドの市場でも出回らない高度な攻撃ツールが犯罪者によって利用されている現状を紹介した。同社において毎月100から200のトロイの木馬の亜種を観測しているという。

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RSAセキュリティによるトロイの木馬観測数。9月には200を越えた

同氏は、同サービスについて、不正サーバのシャットダウンだけでなく、詐取されたクレデンシャル情報の把握できることや、不正送金先の口座情報については契約者に関連した情報に限らず、ほかのサービス利用者の情報と共有できるなど、メリットを強調。2011年までに20社以上の子役を獲得するとの目標を示した。

(Security NEXT - 2009/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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