Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

海外特定サイトからのボット収集数が大幅減少、収集検体総数が半減 - CCC8月期まとめ

サイバークリーンセンター(CCC)は、8月のボット検知状況を取りまとめた。海外特定サイトからの収集数が大幅に減少したことから、収集検体総数は半減、検体種類数は約3分の1に減少した。

同センターによれば、ハニーポットなどを利用して収集した8月のボット収集総数は15万8445件で、7月の32万1768件から激減したという。重複を除く同定検体数も5201件と、7月の1万7090件から約3分の1の水準。ウイルス対策ソフトで検知できない未知検体数も278件で、前月の325件を下回った。

このような収集数の変動について同センターでは、ボットの大量配布を行っていた海外特定サイトに接続させるC&Cサーバが7月中旬から頻繁に接続エラーを起こし、配布数が減少したと原因と分析している。

収集検体の種類数についても減少傾向は続いており、特に内部増殖型のファイル感染型ウイルスの鈍化が目立っている。7月には約1万種収集されたが、8月には約3000種まで減少している。またウイルス対策ソフトで検出されない検体の割合は、前月の16%から12%に後退した。

検体種類別ランキングは、前月と変わらず1位は「BKDR_VANBOT.RG」で2位が「PE_VIRUT.AV」だった。両検体は国内または台湾の複数IPから収集されており、感染後は同じC&Cサーバへ接続して「WORM_PALEVO.AK」や「WORM_PALEVO.AZ」をダウンロードする仕組みのため、コネクションエラーの影響で収集数は減少した。

(Security NEXT - 2009/10/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

複数ポートで「Mirai」のアクセス増を観測 - ブロックチェーン「EOS」の秘密鍵狙う動きも
総務省、「Shodan」同等の調査システムを構築 - 国内IPアドレス6%が応答
マルウェア亜種の減少傾向続く - マルウェアメールの割合は上昇
国内企業の2割、「DDoS」被害経験 - ランサムウェアは7%
サイバー犯罪がグローバル経済に与える損害は約6000億ドル - 米政策研究機関などが試算
12月はマルウェアメールの割合が上昇 - ボットネット「Necurs」が活発化
「繰り返しDDoS攻撃」が増加 - 回避措置も想定、長期ダウン狙う
マルウェア亜種の減少傾向続く - 一方でスパムは増加
国内ネット利用者の214人に1人がボット感染 - 世界で203位
マルウェア感染メールの割合が5カ月連続で上昇 - 「Necurs」復活が影響か