Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランキングに大きな変動はなし、基本的なセキュリティ対策の実施を - ESETレポート

キヤノンITソリューションズは、ESETが7月にマルウェアの追跡システム「ThreatSense.Net」で観測したウイルス検知の状況について取りまとめた。

7月のマルウェアランキングは、6月から大きな変動はなかった。1位は前回と変わらず「Win32/Conficker」で、全体に占める割合も10.67%で同水準の推移にとどまった。

依然として被害は広がっているが、最新のセキュリティパッチを適用するほか、オートラン機能を無効にして共有フォルダのセキュリティ設定を適切に行うなどの対策を実施すれば、感染リスクを最小限に抑えることができると同社では対策を呼びかけた。

また2位はリムーバブルメディアのオートラン機能を悪用する「INF/Autorun」で、3位はオンラインゲームのアカウント情報を盗む「Win32/PSW.OnLineGames」と、前回から変化はなかった。

今回のランキングで唯一圏外からランクインした5位の「Win32/FlyStudio」は、ユーザーが入力した検索キーワードを改ざんし、特定の広告をブラウザ上で表示させようとするもの。

中国国内で開発ツールとして広く利用されているスクリプト言語で、おもに中国のユーザーを狙ったものと見られるが、北米などでも検出されていることから、別の亜種によって拡散された可能性も指摘している。

また最近のトピックとして、SNSの利用に伴うリスクの拡大や、米国の独立記念日に便乗したスパムキャンペーンなどを取り上げている。

同社が発表したマルウェアのトップ10は以下のとおり。

1位:Win32/Conficker
2位:INF/Autorun
3位:Win32/PSW.OnLineGames
4位:Win32/Agent
5位:Win32/FlyStudio
6位:INF/Conficker
7位:Win32/Pacex.Gen
8位:WMA/TrojanDownloader.GetCodec.Gen
9位:Win32/Qhost
10位:Win32/Autorun

(Security NEXT - 2009/08/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

定義ファイル非依存の標的型攻撃対策製品市場、前年比29.9%増 - 今後も高成長との予測
フィッシング攻撃が小規模化、誘導先を次々変化 - 対策製品がまにあわないケースも
2018年3Q、不正プログラム検出数が前期比約6分の1に - ウイルスも半減
広告関連のPUAやマルウェアで検出全体の7割弱 - ESET
J-CSIP、3Qに標的型攻撃情報39件を共有 - 8月上旬に「iqyファイル」大量ばらまきも
2018年2QのDDoS攻撃が3割減 - 一方で「UDPフラッド」など増加
2018年3Qはインシデント件数が減少 - ウェブ改ざんが3分の2近くに
2018年2Q、TCP 80番ポート宛てのパケットが増加 - 「Mirai」影響で
警察庁把握の標的型攻撃メール、前期から半減するも高水準 - 「Excelファイル」が約半数
7月は不正広告を表示するJavaScriptが1.7倍 - 新亜種が次々開発