Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「INF/Autorun」がランキング1位に再浮上 - ESETレポート

キヤノンITソリューションズは、ESETが5月にマルウェアの追跡システム「ThreatSense.Net」で観測したウイルス検知の状況について発表した。

同社が発表したマルウェアランキングによれば、前月2位だった「INF/Autorun」が全体の10.90%を占めて1位に浮上した。リムーバブルメディアのオートラン機能を悪用するもので、対策としてWindowsのオートラン機能を無効にするよう注意を促している。

2位は、9.98%と僅差で続いた「Win32/Conficker」。WindowsのServerサービスの脆弱性を悪用して感染を広げるワームだが、共有フォルダやリムーバブルメディア経由で拡散する亜種による被害も発生している。さらに5位にはオートラン機能を悪用するConfickerワームの亜種「INF/Conficker」もランクインした。

3位にはオンラインゲームのアカウント情報を盗む「Win32/PSW.OnLineGames」、4位にはユーザー情報を盗み出す「Win32/Agent」など入ったが、ランキング全体に大きな変動は見られなかった。

最近の動向としては、特定の文書ファイルを悪用する攻撃が増加しており、なかでもPDFファイルが悪用されるケースが多いと指摘。6月よりAdobe Sytemsによる定期的なセキュリティアップデートが開始されたことについて触れ、今後脆弱性に関する情報が迅速に提供されるようになることへの期待を示した。

同社が発表したマルウェアのトップ10は以下のとおり。

1位:INF/Autorun
2位:Win32/Conficker
3位:Win32/PSW.OnLineGames
4位:Win32/Agent
5位:INF/Conficker
6位:Win32/Toolbar.MywebSearch
7位:WMA/TrojanDownloader.GetCodec.Gen
8位:Win32/Qhost
9位:Win32/Pacex.Gen
10位:Win32/Autorun

(Security NEXT - 2009/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

過去1年間に被害に遭ったPCユーザーは約4割 - 平均被害額は5.3万円
不正プログラム検出数が前期の4倍超 - 検出経路「メール」が急増
「ランサムウェア」関連の相談が大幅減 - 一方で被害も
4社に1社が個人端末を業務利用、4割がルールなし
「ランサムウェア」関連の相談が約6倍に - 67件で被害
ネットワーク経由のマルウェア検出が急上昇 - 「WannaCrypt」が影響
7%がSNSなどでアカウント乗っ取り被害を経験 - LINE利用者対象の調査で
2016年の個人情報漏洩インシデントは468件、平均想定賠償額は6.7億円 - JNSAまとめ
IPAへの年間相談は1.6万件弱、ランサム関連311件 - 復号で修理業者による高額請求も
発見から8年経過した「Conficker」検知数が急増 - 前四半期比67倍に