Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブの改ざん被害に注意、4月末登場の亜種が猛威 - 専門家が注意呼びかけ

JPCERTコーディネーションセンターは、ウェブサイトの改ざん被害が多数発生しているとして注意を呼びかけた。

不正サイトへ誘導するJavaScriptが、正規ウェブサイトへ埋め込まれる被害が目立っていることから注意喚起を実施したもの。改ざんされたウェブページを閲覧すると不正なJavaScriptにより不正サイトへ誘導され、細工を施したPDFファイルやFlash動画により、アプリケーションの脆弱性が対して攻撃が行われる。

国内では、4月上旬ごろより「Troj/JSRedir-O」や「JS_AGENT.AOIP」といった名称で呼ばれる不正スクリプトが埋め込まれる事例が増加。PCの通販サイトやレコードレーベルをはじめ感染が広がっていた。また4月20日には同様の攻撃を行う「JS_AGENT.AVR」が登場し、一時感染被害の拡大が報告されている。

今回行われた注意喚起のきっかけとなったのは、亜種である「Troj/JSRedir-R」。ゴールデンウィーク中の4月30日にSophosにより発見されている。5月に入ってから猛威を振るっており、同社において一時検出されるマルウェアの約42%を占めるなど急速に感染が拡大した。

「Troj/JSRedir-R」は、従来と同様に正規サイトより不正サイトへ誘導し、アプリケーションの脆弱性を攻撃する手口だが、さらに別のマルウェアに感染し、FTPのIDやパスワードなどを盗まれるおそれがある。

感染してこれら情報が盗まれた場合、ユーザーが運営するウェブサイトがさらに改ざん被害に遭い、被害が拡大するおそれがある。国内でも被害を公表するケースが出ている。

(Security NEXT - 2009/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Bad Rabbit」の踏み台被害、対応に1カ月弱 - アイカ工業がサイト再開
通販サイトでクレカ情報流出の可能性、セキュリティコードも - ミヨシ石鹸
フジテレビのチケットサイトで不正ログイン - 一部で不正購入も
ウェブサイトの一部に改ざんの痕跡 - アイカ工業
gumi子会社に不正アクセス - アイテムの不正配布やソースコード流出が発生
サイト接続障害、クラウドサービスへのDDoS攻撃で - ヤマシンフィルタ
会員サイトへPWリスト攻撃、一部改でざんやポイント使用 - ロート製薬
サービス全体を対象としたIoT脆弱性診断 - サイバートラスト
茶類の通販サイトでクレカ情報流出の可能性 - 「Magento」の脆弱性突かれる
ドローン・ジャパンがサイト改ざん被害 - 閲覧でマルウェア感染のおそれ