ウイルス検出数が3割増、「Downad」の増加も影響 – IPAまとめ
情報処理推進機構(IPA)は、2009年4月のウイルスや不正アクセスに関する届け出状況をまとめた。ウイルス検出数が3割増加したほか、「ワンクリック不正請求」に関する相談の増加傾向も続いている。
レポートによれば、4月のウイルス検出数は約15万6000件で、3月の約11万9000件から31.3ポイントの大きな伸びを見せた。一方、同日中に発見された同種のウイルスを1件とカウントする届出件数は1438件で、3月の1674件から14.1ポイントの減少している。
別名「Conficker」「Kido」でも知られる「Downad」が急増しており、検出数増加の一因になっている。WindowsにおけるServerサービスの脆弱性を悪用するワームで、3月の884個から3万8713個へ急激に増加した。検出数の1位は前月と変わらず「Netsky」で検出数もほぼ同数だったが、全体に占める割合は88.6%から67.5%へと減少している。
不正アクセスの届出件数は9件で、前月の20件から半減した。そのうち被害があったのは6件で、内訳は侵入3件、なりすまし1件、不正プログラムの埋め込み1件だった。また不正アクセス関連の相談件数は39件で、そのうち11件で何らかの被害が発生している。
不正アクセス被害では、不正なコンテンツを設置されたケースが2件、不正プログラムを設置されていたケースが1件あった。原因については、セキュリティの不備が1件、SSHポートへのパスワードクラッキングが1件。
フィッシングサイトを設置された事例では、レンタル業者の指摘により問題が発覚。ログが消され、基本的なコマンドが不正なものに置き換えられていたため、調査が進まず原因究明には至らなかったという。
4月にIPAへ寄せられた相談件数は1668件で、3月の1406件から増加した。そのうち「ワンクリック不正請求」に関する相談は572件で、2008年末からの増加傾向は留まる気配を見せておらず、2008年9月の651件に次ぐ件数となった。また、Winnyに関する相談が4件、「偽セキュリティ対策ソフトの押し売り行為」に関する相談が3件寄せられている。
(Security NEXT - 2009/05/08 )
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