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「豚インフルエンザ」に便乗するウイルスメールに注意 - 国立感染症研究所を詐称

「国立感染症研究所(NIID)」を詐称した豚インフルエンザへの警告メールが発生しているとして、NIIDでは注意を呼びかけている。

問題となっているのは、メキシコを中心に感染の拡大が懸念されている「豚インフルエンザ」の注意喚起と見せかけたウイルスメール。確認されている事例では、「ブタインフルエンザに関する知識.zip」といったファイルが添付されており、マルウェアが含まれていたという。

NIIDによれば、メールは「Yahoo!メール」経由で発信されており、発信者を「国立感染症研究所」と偽装。発信元のメールアドレスは受信者と同一のケースが目立っている。

NIIDでは、メールによる注意喚起は行っておらず、公的な情報提供はすべてサイト上で実施しているとして、メールを受信した場合には添付ファイルごと削除するよう注意を呼びかけている。

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国立感染症研究所が確認した問題のメール

(Security NEXT - 2009/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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