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脆弱性を悪用する「Conficker」が依然として活発、あらたな亜種も脅威に - フォーティネット調査

マルウェアの活動状況ランキングでは、前回1位だった「W32/Netsky!similar」に代わって「W32/Virut.A」がトップになった。またトップ10の中で大きく動きを見せたのは、前回から7位ランクアップした「W32/MyTob.FR@mm」、8位ランクアップした「W32/Delf.AYO!tr」、10位ランクアップした「Adware/Bdsearch」など。

またスパムの流通状況では、特定の地域に的を絞った攻撃が増加。実際に起きた爆発事故に関する偽の記事を掲載したサイトへ誘導するメールを、事故が発生した周辺に住むユーザーに送るといった手口が確認されている。さらに日本のユーザーを標的にしたスパムも発生した。

同社がまとめた脅威トップ10、およびはマルウェアのトップ10は以下の通り。

脅威

1位:Trojan.Storm.Worm.Krackin.Detection
2位:SSLv3.SessionID.Overflow
3位:Oracle.sys.pbsde.init.Buffer.Overflow
4位:MS.DCERPC.NETAPI32.Buffer.Overflow
5位:MS.IIS.Web.Application.SourceCode.Disclosure
6位:MS.Exchange.Mail.Calender.Buffer.Overflow
7位:MS.IE.HTML.Attribute.Buffer.Overflow
8位:MS.SMB.DCERPC.SRVSVC.PathCanonicalize.Overflow
9位:MS.Windows.NAT.Helper.DNS.Query.DoS
10位:MS.CMM.ICC.Profile.Buffer.Overflow

マルウェア

1位:W32/Virut.A
2位:W32/Netsky!similar
3位:HTML/Iframe.DN!tr.dldr
4位:HTML/Iframe_CID!exploit
5位:Spy/OnLineGames
6位:W32/MyTob.FR@mm
7位:W32/MyTob.fam@mm
8位:W32/Delf.AYO!tr
9位:Adware/Bdsearch
10位:W32/Basine.C!tr.dldr

(Security NEXT - 2009/04/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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