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ウェブセンス、Web2.0対応フィルタリング製品を発表 - 国内戦略を加速

また今回の発表会では、9月に同社代表取締役社長へ就任した公家尊裕氏が登壇し、今後の戦略を語った。

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公家尊裕氏

同社はワールドワイドで7割のシェアがある一方、国内では20%前半に留まっており、さらに、フィルタリング市場は、すでに70%が導入しているとのデータがあるという。同氏はこうした現状に対して、今後フィルタリング製品を導入する企業だけでなく、戦略的な価格設定など競合他社に対し攻勢をかけ、積極的に既存ユーザーのシェア獲得を目指すと意気込みを述べた。

販売モデルについても、従来同社では海外の戦略を日本でも踏襲していたが、今後はワールドワイドの戦略に歩調を合わせつつも、国内市場の分析を強化するなど刷新し、顧客や販売パートナーのニーズへ応えていく計画。パートナー制度も見直し、代理店の獲得に力を入れるほか、首都圏中心だった販売網を全国へと拡大する。

今後伸びが期待される情報漏洩対策製品(DLP)市場についてもトップシェアの確保を目指すほか、来年にはSaaSサービスの展開を計画。国内において、2011年には2008年比2.8倍の売上高を目指すという。

(Security NEXT - 2008/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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