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USBメモリを狙うウイルスがさらに拡散、悪質化 - トレンドマイクロ報告

トレンドマイクロは、ウイルス感染の被害報告や同社が観測したウイルスなど、2008年10月の状況を取りまとめ、公表した。USBメモリを狙った不正プログラムの拡散や悪質化が進んでいるという。

10月に同社へ寄せられた不正プログラム感染の被害報告は5744件。9月の5847件からほぼ横ばいとなったが、USBメモリを狙う「MAL_OTORUN」の拡散がさらに進んでおり、3カ月連続で1位を獲得。前月の347件を更新し、471件と過去最悪だった。

同社によれば、USBメモリ経由で感染する不正プログラムは、感染の拡大だけでなく、攻撃が巧妙となり、ますます悪質化する傾向にあるという。

USBメモリ内の「infファイル」を不正なファイルへ書き換えるケースや、不正プログラムのダウンロード後に消滅し、攻撃を隠蔽する手口のほか、USBメモリ内の正常なファイルと同じ名前で不正プログラム本体のコピーを作成し、フォルダアイコンに偽装するなど、さらに手の込んだ手法が確認されている。

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正常なファイルと同じ名前で不正プログラムが拡散されるケースも

また同社が不正プログラムの種類と配布するURLの件数から算出している攻撃者注力度ランキングでは、データを盗み出す「TSPY_ONLINEG」「TROJ_GAMETHI」が1位と2位に入った。さらに4位には多重感染の原因になるダウンローダー「TROJ_DLOADER」がランクインしている。

同社が発表した不正プログラム感染被害報告数ランキングおよび攻撃者注力度ランキングは以下のとおり。

不正プログラム感染被害報告数ランキング

1位:MAL_OTORUN
2位:BKDR_AGENT
3位:MAL_HIFRM
4位:TROJ_DLOADER
5位:TSPY_ONLINEG
6位:WORM_AUTORUN
7位:TROJ_VUNDO
8位:TROJ_FAKEAV
9位:TROJ_GAMETHIEF
10位:JS_IFRAME

攻撃者注力度ランキング

1位:TSPY_ONLINEG
2位:TROJ_GAMETHI
3位:TROJ_AGENT
4位:TROJ_DLOADER
5位:WORM_AUTORUN

(Security NEXT - 2008/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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