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顧客情報が委託先からファイル共有ソフトでネット流出 - NTT西

NTT西日本の顧客情報246件含む工事関連情報が、委託先元従業員の個人パソコンから、ファイル共有ソフトを介してネット上に流出していたことがわかった。

流出が判明したのは、協和エクシオがNTT西から受託していた2006年の電気通信設備に関する撤去工事の業務情報。協和エクシオの委託先が、作業用データとして作成したデータで、NTT西の顧客246人分の氏名や工事管理番号が含まれる。

協和エクシオの再委託先に務めていた元派遣社員の自宅にある私用パソコンへウイルスが感染し、内部の情報がインストールされていたファイル共有ソフト経由で、インターネット上に流出したとみられている。

協和エクシオでは、従業員や委託先に対して、自宅パソコンにおける業務情報の保存や、ファイル共有ソフトの利用を禁止していたが守られていなかった。流出したデータの不正利用などは、確認されていないという。

NTT西や協和エクシオでは、対象となる顧客へ書面で謝罪。また両社は連携して情報管理体制を強化や、定期監査の実施など、再発防止を目指す。

(Security NEXT - 2008/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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