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職員がUSBメモリで患者情報を持ち帰りネット流出 - 高崎市の病院

群馬県高崎市にある医療法人社団醫光会駒井病院の患者情報が、ファイル共有ソフト「Winny」経由でインターネット上へ流出したことがわかった。

流出が確認されたのは、研修報告書やリハビリ室写真。2005年1月から2007年5月、および2007年11月から2008年9月にかけて入院していた患者364人の氏名、住所、電話番号、病名、リハビリテーション計画などのデータが流出したという。

10月3日に外部から情報流出の指摘を受けて調査を実施したところ、リハビリ科職員がUSBメモリを利用して患者情報を持ち帰っていたことが判明。自宅のパソコンに保存しており、ウイルス感染によりファイル共有ソフト経由で流出した可能性が高いという。

同院では対象となる患者に連絡するなど、対応を行っているが、流出した情報の不正利用などは確認されていないと説明している。

(Security NEXT - 2008/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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