Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ワンクリック詐欺の相談増加に歯止めかからず、過去最多を更新 - IPAまとめ

情報処理推進機構(IPA)は、8月におけるウイルスや不正アクセスの届け出状況を発表した。ウイルス検出数は同水準を保つ一方、「ワンクリック不正請求」の相談は大幅に増加して過去最悪の状況となっている。

8月のウイルス検出数は約19万個で、7月から0.1%の増加とほぼ同水準。一方、同日中に発見された同種のウイルスを1件とカウントする届出件数は1811件で、7月の1448件から25.1%増加するなど種類の拡散が進んでいる。

検出数の1位は「Netsky」の約18万個で、全体の92.9%と依然として9割以上を占めた。2位は「Mytob」約3500個、3位は「Mydoom」約3400個。いずれも7月と同位で全体に占める割合そのものは低い。

不正アクセスの届出件数は15件で、先月の19件から減少した。被害があった10件の内訳は、侵入4件、DoS攻撃1件、アドレス詐称1件、その他4件だった。また25件の相談が寄せられ、そのうち13件で被害が発生している。

不正アクセスでは、他サイト攻撃の踏み台として悪用されたケースが3件、レンタルサーバ上に設置してあるウェブページのコンテンツ改ざんが1件あった。またなりすましによる被害も報告されており、オンラインゲームで1件、ウェブメールで1件あった。

8月に同機構へ寄せられた相談総件数は1616件で、過去最多だった7月の1387件から大幅に増加した。そのうち「ワンクリック不正請求」に関する相談は545件で最多記録を再び更新。今年3月から続く増加傾向は収まる気配がない。

「セキュリティソフトの押し売り」行為に対する相談は18件、Winnyに関する相談は5件で、いずれも先月よりわずかに増加した。

(Security NEXT - 2008/09/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2018年1Qはコインマイナーが2.2倍、ランサムは315分の1に
2018年1Qの不正アクセス届出は11件、7件で被害 - 「不正ログイン」相談は52件
過去1年間に経験したネット犯罪被害、最多は「詐欺メール」
専門家などが選ぶ「セキュリティ10大脅威」 - セキュリティ人材不足が5位に
2017年4Qの不正プログラム検出数は82万件 - 「CoinMiner」の報告も
「ランサムウェア」被害、低水準ながら依然発生中
2017年の悪意あるファイル、1日あたり36万件 - 前年比11.5%増
過去1年間に被害に遭ったPCユーザーは約4割 - 平均被害額は5.3万円
不正プログラム検出数が前期の4倍超 - 検出経路「メール」が急増
「ランサムウェア」関連の相談が大幅減 - 一方で被害も