Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

事前防御の需要増で脆弱性管理製品市場の高成長を予測 - IDC Japan

IDC Japanは、国内セキュリティソフトウェア市場における「アイデンティティ/アクセス管理製品」「セキュリティ/脆弱性管理製品」の市場動向について取りまとめた。

調査によれば、2007年における「アイデンティティ/アクセス管理製品」の市場規模は480億円。前年比成長率は2.4%と緩やかな伸びとなった。同社では2007年から2012年の年間平均成長率について3.4%と見込んでおり、2012年には566億円の市場規模になると予測している。

一方、従業員のアクセス制限などに用いられる「セキュリティ/脆弱性管理製品」の2007年における市場規模は186億円。前年比成長率は3.8%だった。事前対策製品の導入は後回しにされる傾向があったが、事前防御の重要性が増していることから、同社では2007年から2012年の年間平均成長率を13.4%と予測、セキュリティソフト全体の5.7%を大きく上回ると見込んでいる。

(Security NEXT - 2008/08/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

主要上場企業のDMARC導入が加速 - 本格運用はドメイン全体の5%未満
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
2020年度の国内WAF市場、前年度比15.9%増
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
2021年の悪質ECサイト報告数、前年の約1.7倍に
2021年の上場関連企業の個人情報事故は137件 - TSRまとめ
2025年のセキュリティサービス市場は1兆円超に - IDC予測
SaaS型セキュ対策が活況 - アプライアンスは需要後退
11月のフィッシング報告、初の3万件台で過去最多 - 上位5ブランドで9割
2019年の情報ガバナンスコンプライアンス市場は440億円 - 伸び悩む「DLP」