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アスリートだけでなくサイバー攻撃の目標にもされる北京五輪

「聖火リレー」「チケット販売」などオリンピックの話題に便乗し、特定の組織や個人を狙って不正なプログラムをインストールさせようとする攻撃が、複数発生している。

ターゲット攻撃を目的としたトロイの木馬について、MessageLabsが調査、取りまとめたもの。オリンピックを話題とした攻撃は、同社が過去半年間に把握しただけでも13種類が発生しており、「聖火リレー」「チケット販売」など国際オリンピック委員会からのオファーを偽装したものだった。

またこうしたスピア攻撃では、一般的なファイルを装うため、添付ファイルのフォーマットの変更する手口が利用されているが、同社によると、最近ではMDBファイルをZIPファイルに隠して送信する手口が目立っているという。

同社では、こうした攻撃は今後も予測され、「XORキー」」「ROR」「ROL」「ADD」「SUB」といったフォーマットが利用される可能性があるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2008/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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